パスタのお話 “ パッケリ ”

リストランテ ラビュー Ristorante Ravieu

2015年08月02日 18:20

今回ご紹介したいのは、カンパーニア州ナポリ生まれの
     おもしろいパスタ “ パッケリ ” です。
 


パッケリは長さが5cm、直径2cmもある大きな円筒状のパスタ。
まるで工具類の管のようです。

「パッケリ」という名前は、大きく茹で上がったパスタを盛り付けるときにでる皿の上のベチャッ!という音が手をたたく音に似ているからだとか・・・・。


長さが半分のものは 「メッズィパッケリ」(パッケリの半分の意味)。
さらに短く輪切りにしたものは 「カラマーリ」(イカリングの意味)と
いいます。


茹でるとさらに大きくなるので、ボリュームがあり食べごたえもあるパスタです。
地元ナポリではもちろんトマトソースとあえていただくのが一般的ですが、このパッケリはとにかく万能パスタなのです。

サラダ仕立てで前菜として、
カネロニ風にしたり、ラザニア代用に、
中に詰め物をしてみたりと用途は多彩。


今回ラビューでは、 真夏のスペシャルディナーの
    パスタとして期間限定でお出ししております。


  ★       ☆        ★       ☆        ★  

ファエッラ社とは?
ファエッラ社は、パスタ発祥の地といわれるグラニャーノにあります。
オーナーのマリオ氏 は、御年90歳を超えて尚現役でドンとして君臨しています。

1907年創業で120年以上愛され続ける理由は、伝統の手作り製法で丁寧に生産されるところにあります。
            Foto da Pastificiofaella.com





 グラニャーノという町

パスタ発祥の地といわれるグラニャーノは、眩しい陽射しと晴天に恵まれる地であり、近郊のファイート山からの名水に恵まれているため、パスタ作りには最適なのだそうです。


グラニャーノ産のパスタは、イタリアだけでなはく海外でも重宝されています。



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