パスタのお話 “ アニョロッティ ・ダル・プリン”
今日紹介するパスタは、“ アニョロッティ・ダル・プリン ” です。
“ アニョロッティ ” は、ラヴィオリの1種で、イタリア北部ピエモンテ州アスティ県生まれのパスタです。
「 ダル・プリン 」 とは、ピエモンテ方言で 「 つまむ 」 ということで、パスタ生地の両端をつまんで折って作る製法を意味しています。
アニョロッティ物語
アニョロッティは、その昔、クリスマスやパスクワなどのお祭りや宗教行事の祭典の翌日にいただく郷土料理でした。
お祭りやクリスマスには、牛や豚、鶏など丸々1頭を料理し、たらふく食べるのがならわしでした。 その残った肉と野菜などをミンチにしたものをパスタでつつみ、ブロード(スープ出汁)でいただく、胃にもたれない料理となったのが、アニョロッティの始まりです。
時代を経て、次第にピエモンテの おもてなし料理 の代表格となりました。
現在では、ピエモンテを代表するパスタ料理のひとつとなりました。
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