リントーリ カピケーラ

リストランテ ラビュー Ristorante Ravieu

2014年05月20日 18:00


              LINTÓRI Capichera
              リントーリ カピケーラ


ヴェルメンティーノ種。 薄緑がかった淡い黄色。
ライチやバナナ、青りんごなどの香りにハーブの芳ばしさ。

フルーティーでフレッシュ、柑橘系にミネラルを感じ、程よい厚みがあり、心地よく全体的にバランスが良く、ヴェルメンティーノの個性を存分に感じます。

“ リントーリ ” とは、サルデーニャ島の方言で 「 朝露 」 のことを
意味します。



カンティーナ 『 カピケーラ 』 は、今から30年前にガッルーラの地で誕生しました。

その土地は当時すでに優れたワインが出来る場所として知られ、この土地で羊の放牧をしていたラニェッダ家。 70年代に自家用のワインを造る為に、地元の葡萄ヴェルメンティーノ種を植えたのが、葡萄栽培の始まりでした。

その後、ファブリッツリオ氏とマリオ氏の兄弟は、本格的なワイン造りに着手する為に、国外へワイン修業に。
そして1981年に、最初の 「 カピケーラ 」 を販売しました。



(上・写真)広大なカピケーラの葡萄畑。

(中・写真)サルデーニャ島の地葡萄ヴェルメンティーノの葡萄畑。

(下・写真)サルデーニャ島の北部に位置するガッルーラと呼ばれる地域は、今でも保護されてきた自然の豊かな景観の残る所。ラベルに描かれたヌゲーラ遺跡は、葡萄畑に現存するものです。



サルデーニャ島に、ワイン造りが伝わったのは、紀元前10世紀頃にフェニキア人からとされています。
ワイン造りが盛んになったのは、19世紀にサヴォイア家に支配されてからのことで、ピエモンテ州のワイン造りの技術が伝えられました。

サルデーニャ島土着品種のヴェルメンティーナ種を、優れた白ワインとして世に知らしめた功績は、ワインのみならずサルデーニャ島の食文化や観光産業にいたるまで、そのグレードの高さを誇示したといえます。

                        Foto da CAPICHERA.


 *** サルデーニャ島ガッルーラ地方 ***



カンティーナは、ガッルーラ地方のアルツァケーナにあります。


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